レゴⓇシリアスプレイⓇ フルインクルーシブ教育「市民との対話の場」 :2025年12月6日

2025年12月6日(土)に海老名市教育委員会・神奈川県教育委員会主催の、フルインクルーシブ教育「市民との対話の場」において、レゴⓇシリアスプレイⓇメソッドを用いたワークショップを海老名市役所で開催しました。

当日は、海老名市内だけでなく神奈川県内各地から多くの方々にお越しいただき、神奈川県および海老名市でインクルーシブ教育に関わる教職員の皆さま、そして海老名市の伊藤教育長にもご参加いただきました。50名を超える参加者の皆さんとともに、まずは一人一人が考える・経験してきた「理想の学び」「理想の教育」を表現することから始め、フルインクルーシブ教育の実現に向けた夢や理想、そして現状や課題を、レゴⓇを使ってカタチにしながら語り合いました。今回は「ウィンドウ エクスプロレーション バッグ」に加え、追加ブロックやギア、ミニフィグなども用意しました。

あらためて、メディアとしてのレゴⓇ、そしてブロックが持つ可能性と、ファシリテータの重要性を強く感じるワークショップとなりました。思いをカタチにして語ること、カタチにしながら考えること、語りながら考えること、そして他者の語りに耳を傾けながら考えること。こうしたプロセスを通して、個人としての気づきが深まり、そこに学びが生まれます。思いがカタチになることで、その気づきや学びは個人に留まらず、同じテーブルを囲む他の参加者へ、さらには会場全体へと拡がっていきます。

このワークショップは、単にアイデアをカタチにする場というだけでなく、「思い」そのものがカタチになっていく場でもありました。終了後には、多くの参加者の方々とお話しする機会にも恵まれ、実施側でありながら、私自身も真剣に、そして心から楽しむことのできた、貴重で素敵な時間となりました。

今回のワークショップ実現にあたり、お声がけをいただき、丁寧な準備を進めてくださった海老名市教育委員会の担当の先生をはじめ、実現に向けて力を尽くしてくださった教職員の皆さま、そしてご参加いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

次は、こうして生まれた思いを、どのように実際のカタチへとつなげていくか。私自身も、身近でできることから一つひとつ、ちょびっとずつ、フルインクルーシブ教育と社会に向けた具体的な活動を続けていきたいと考えています。

追伸
先生方によるファシリテーションや、ワークショップのために担当の先生が作成された「ワークショップ版の指導案」は、非常に学びの多いものでした。実践に即した構成や工夫から、学校現場での知見や経験が随所に感じられ、私自身にとっても大変勉強になりました。

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