3/8愛媛県教育委員会が開設した「メタサポキャンパス」での5回目のワークショプを実施しました。今回のテーマは、「わたしの好きな場所、行ってみたい場所」です。Kahoot!を使って、私(森)の好きな場所と行ってみたい場所などについてクイズをした後に、 Googleマップを使って、好きな場所、行ってみたい場所を探して、Googleスライドを使って参加者で共有しました。
メタサポキャンパスには、メタバースプラットフォーム「GAIA TOWN」にアバターとして入っている児童生徒と、県内の8つの拠点から、拠点ごとにアバターを見ながら、GIGA端末を使って参加している生徒がいます。そのためワークショップ中の拠点を超えた参加者間でのコミュニケーションが難しく、どう参加者の活動を参加者間で共有するかを、毎回のワークショップデザインの中心テーマに据えてきました。
今年度は5回のワークショップを通じて、参加者間の活動共有を様々な方法で試みてきましたが、なかなか上手くファシリテートできませんでした。しかし、あらためて考えてみると、参加者にとっては共有するために活動をするのではなく、自分の活動を誰かと共有したい、あるいは誰かの活動を共有してほしいからこそ、ワークショップの中で参加者間の共有が生まれるのかもしれません。
参加者の活動の様子を見ることができる対面やリモートワークショップに比べて、メタバースでのワークショップでは参加者から得られる情報が極端に少なくなります。参加者間だけでなく、ワークショップを運営する側にとっても、参加者から共有された情報は、ワークショップを進める上で貴重な情報になります。そのため、私自身が参加者に活動の情報を共有してほしいことが、先行してしまっていたのかもしれません。
共有のための活動ではなく、共有したくなる活動のデザインを次年度に向けて考えていきたいと思います。もしかすると、せっかく対面ではなく匿名性の高いメタバース空間であるのに、あまり共有を意識しすぎた活動のデザインは、参加者にも望まれていないのかもしれません。メタバースでのワークショップ在り方についても、じっくり考えていきたいです。
メタバース上でワークショップについて考えることなしに、メタバース上のワークショップについて考えることはできない🧐
You can’t think about the workshops on the metaverse without thinking in the workshops on the metaverse.
貴重な機会をいただいている愛媛県教育委員会の皆さまと参加者の皆さまに感謝です。
次年度もどうぞ宜しくお願いいたします。