今年度も八王子市の特別支援教室でリモート授業をさせていただいています。Programmable Batteryを使った作品づくりは、多くの子供達にとって、昨年度から数えて3回目の挑戦になります。
今回は授業時間を半分(45分間)にしての実施となりました。2回目を実施した際には、ツールに慣れることで、子供達の作品づくりが深まり、拡がっていく様子が見られました。そして、今回はさらに過去2回の経験をうまく活用している様子が伺えます。
まずは、ツールの動作を再度確認をした子供達が徐々に、レゴブロックなどを置いた材料スペースに集まってきます。
「風船使って、、、できるかな」
「これの短いレゴあるかな」
「あ、もうこんな時間」
という子供達の声が聞こえてきます。
また先生方からの、
「よく覚えてますな」
「どんどん試してみるところがいいね」
など、子供達の活動を促す声がけが聞こえてきます。
今までの経験と、それらの経験から得た子供達の知識が、作品づくりを支え拡げていきます。
さらに、今回は時間の制約が、良い意味で、限られた時間のなかで、どう作品を作っていくか、計画と手順を考えるきっかけとなったかもしれません。
授業終盤で先生からの、
「あと10分です」
という声がけに、
「まだ10分か」
と呟く子供。
10分あれば、まだまだたくさんの挑戦ができるという意味かもしれません。
子供達は、限られた時間での作品づくりのなかで、Imagine(想像する) – Create(つくる)-Play(試す、遊ぶ)-Share(共有する)-Reflect(振り返る)のクリエイティブラーニングスパイラルも加速させながら繰り返していたのかもしれません。
時間の制約は、今までの経験や知識を活用することで、単なる制約にならず、子供達のクリエイティブな活動を促進することも、あらためて子供達と先生方から学ばせていただきました。
今回もリモートで一緒に活動をさせていただく機会をいただき、本当にありがとうございました。
また、次回一緒に活動できることが楽しみです。